AGAとミノキシジルについて

AGAはその名前が示すように男性特有の脱毛症です。額の生え際や頭頂部の髪の毛がだんだん薄くなってくるのですが、その原因として男性ホルモンの影響や遺伝的要素が考えられています。こういう症状が出てきた時には多くの人がそれを隠そうとしたり、何らかの対策を取ろうとするものです。

ただ、脱毛症というのは非常に繊細な問題だけに気軽に相談することができないケースも少なくありません。こうした症状は放置しておくと脱毛が進行して髪の毛がどんどん薄くなってしまうので、早期に手当をすることが大切です。

ジヒドロテストステロン

AGAによる薄毛部分には、脱毛や薄毛を促進すると考えられている特定の物質が多く見られます。これがジヒドロテストステロンと呼ばれる物質で、ジヒドロテストステロンはテストステロンが5αリダクターゼと結合することによって生成されます。

テストステロンは男女問わず誰もが持っているホルモンですが、特に男性に多く見られ、男性的な要素を増す役割を果たしています。いわゆる男らしさと考えられる元となるのがテストステロンですが、加齢など様々な要因によって分泌量が減っていきます。

テストステロン

このテストステロンの減少という状態を補うために、5αリダクターゼと結合してジヒドロテストステロンを生み出すのです。従って、テストステロンの減少を抑制することがジヒドロテストステロンの増加を防ぎ、ひいてはAGAの阻止にも繋がるのです。

ジヒドロテストステロンによってAGAが進行状態に入ると、毛髪への栄養供給にも支障が出てきます。毛髪への栄養補給は血管を通じて行われますが、この補給路が次第に細くなっていくのです。こうした状況を改善してくれるのがミノキシジルと呼ばれる成分です。

毛が濃くなる副作用

ミノキシジルは元々は高血圧の患者に対する血圧降下剤として使用されていました。血管を拡張することによって血圧を下げていたのです。ただ、副作用として毛が濃くなる患者が少なくありませんでした。この副作用に着目して、AGAの治療薬に使われるようになったのです。

副作用として見られていたものが、別の症状の治療に役立てられるというケースは珍しくありません。40年ほど前からアメリカで使われていたミノキシジルは、今から20年近く前に日本でも発毛対策の医薬品として厚生労働省の認可が出ました。

薄毛対策に活用されるミノキシジル

こうして薄毛対策に活用されることになったミノキシジルは、今では日本で製造されている育毛剤にも配合されています。ミノキシジルの配合されている量は製品によって異なっています。ミノキシジルの配合量が多いほどAGAの改善効果は期待できるのですが、使用するにあたってはAGAの進行度や頭皮の状況などを勘案する必要があります。

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